2. 幸福は総合力で勝負!

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幸福のまじめな話

幸福は総合力で勝負

前回見てきた6つの幸せの要素が大切であると言う事はご理解いただけたのではないかと思います。なるほどと納得する内容ではないでしょうか。

れらの六つの幸福の要素を満たす欲望のことを社会的欲望と呼びます。

それらの要素の欲望が満たされたときに幸福を感ずるようになり、またそれらの欲望が叶えられない時、制限される時は逆に苦痛を感じるようになり、不幸の要因となってしまいます。

ですからこれらの欲望が充分満たされないと、生死に関わる重大な結果に繋がります。

  • 経済的欲望の不充分 > ホームレス、借金苦、餓死。
  • 時間的欲望の不充分 > うつ病、過労死。
  • 健康的欲望の不充分 > うつ病、不安障害、自殺。
  • 家庭環境の悪化   > 家庭内暴力、家出、殺害。
  • 職場環境の悪化   > ストレス、退社、自殺、殺害。
  • 友人環境の悪化   > 不登校、引きこもり、自殺。

また、それぞれの要素がお互いに関係を持ち補完しながら、人間の社会的幸福を形成していて、その複合体が幸福の総合力です。

それでは、皆さんの幸福の総合力のスコアーの出し方を見てみましょう。

いままで、幸福の点数なんて見たことも聞いたことも無いと思います。

よく成功者と言われる方の話は聞きますが、どの分野での成功者でしょうか。

事業が成功して、大企業の重役になったからですか? 政治家になって総理大臣になったからでしょうか? 

限られた分野での成功者であっても、人生の成功者となることが出来るとは限りません。

私が提案する成功者とは、幸福の総合力で高得点が得られる人を指します。

人生の成功者は最高の幸福を手に入れた人ではないでしょうか。

病院に診察を受けて痛みを訴えると、「痛みの度合いは、いくらくらいですか」と1から10までの間で教えてくださいと聞かれると思います。

痛みの度合いは、患者本人の主観的な感覚なので、他人には分かりにくいですし、お医者さんでも客観敵に、あなたはこのくらいの痛みですとも断言できません。

幸福度のスコアーも同じように、一人一人の主観的な感覚ですので、この測り方を幸福度のスコアーに取り入れました。

自主申告による幸福度の世界平均と各地の比較

幸福度スコアーの計算方法

経済的要素:欲しい物は何でも買えるレベルを「10」とし、自分の力では生活出来ないレベルを「0」とします。他者から100%の援助を受けている方はゼロ点です。

時間的要素:24時間、完全に自由な時間をもてるレベルを「10」とし、何らかの事情により、睡眠時間を除き自分の自由時間が全く無いレベルは「0」です。

健康的要素:健康で薬も治療も受けていないレベルを「10」とし、寝たきりで、介護がなければ、自活出来ないレベルを「0」とします。

家庭的要素:あなたが理想とする家庭の姿を「10」として、家族関係を全く断絶している状態を「0」とします。さらに、虐待や暴力を受けていれば、程度によりマイナスとします。

直ぐに家を出たい、逃げたい状況なら、「マイナス5」とします。

職場環境:お給料を含め、毎日仕事が楽しくて仕方がない。一生この仕事を続けたいと思うレベルを「10」とし、仕事に行きたく無い、明日にも辞めたいレベルを「0」とします。

友人関係:一人以上の親友がいる。とても信頼していて、金銭的なことから、家庭の事情まで、なんでも相談出来るレベルを「10」とします。

近所付き合いが面倒くさい、冠婚葬祭などの出席が面倒だとおもうなど、交流関係を断ちたいと思うレベルは低く、完全に交流関係を絶って、孤立無縁なレベルは「0」とします。

幸福度の点数を採点するときは、他人と比較しないで、自分自身が現在感じている満足度の感覚を重要視してください。

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例えば、ブランドバックが欲しいと思っている人と、全く興味の無い人では、持っているか持っていないかで、経済的満足度を比較することが出来ないのです。

他人から見て、きつい仕事のように見えても、作業している本人が充実しているのであれば、職場環境は高得点になります。

国が違えば、その環境も大きく変わります。

水道の無い場所でも、そこに住んでいる人々が幸福と感じているのであれば、幸せなのかもしれません。

各国の一人当たりのGDPで幸福度を比較した研究もありますが、一人一人の価値観や考え方が違えば、所得額や環境だけで、幸福度を分類すことは難しいと思います。

国や地域の貧富の差の問題解決は、後ほど説明することにして、今は幸福度の総合力を客観的に比較することを中心にしていますのでご理解ください。

経済状況(Wealth)0〜10欲しい物は何でも買える
時間状況(Time)0〜1024時間自由である
健康状況(Health)0〜10病気が全く無く、健康
家庭環境(Family)0〜10あなたの理想の家庭像
友人関係(Friendship)0〜10何でも話せて相談できる
職場環境(Working Places)0〜10一生この職場で働きたい
総合幸福度スコアー合計点合計店を6で割ると幸福度点数

 

人生の幸福は総合力です。たとへ、経済的に苦しくても、支える家族がいて、健康で働ければ、十分に幸福度のスコアーを上げることが出来ます。


マスコミやニュースに取り上げられなくても、人生の成功者は何処にでも存在しています。


あなた自身も幸福度のハイスコアーを目指して、人生の成功者となりましょう。

結婚して、二人三脚で築き上げた家庭を、何と交換できるでしょうか。

たとへ、十兆円を貰っても、愛しい家族を差し出すことは出来ません。

富が有れば、何でも手に入ると思っている人もいますが、数十年かけて築いた家庭をどうして手放すことが出来ますか。幸福とはそんな所に有るのだと思います。

この社会的欲望の幸福は所得額に応じて変わる物では有りません。

田舎暮らしをしている家族に聞いてみても、「今は自由に暮らせる田舎の暮らしが幸せである」と答えているのを見ると、すべての要素がバランスよく満足できていれば幸福を感じることができるわけです。

たとえ経済的に苦しくても、それを支える家族がいて仲間がいて楽しい職場であれば、幸せな時間を過ごすことができます。

重労働で厳しい職場であっても優しい妻がいて子供がいて健康であれば、何とかなるものです。

よく成功者と言われる人々がいますが、経済的な尺度のみで図っていることが多い為、「成功者は皆、幸福である」と多くの人の誤解を生み安く、理想とする幸福の姿からずれてしまうのではないでしょうか。

経済的豊かさイコール幸せの豊かさでは無いと言うことを知って欲しいと思います。

ここに提唱したいのは、幸福とは総合力だと、弱い分野があれば強みの分野を伸ばしてトータルで勝負する事が出来ると思います。

いかがですか少し見方が変わりましたか、そう考えると自分の人生も満更ではないかと思えるのではないでしょうか。

日本国憲法第十三条には幸福追求権について明記されています。すべての人は幸福を求める権利を持っているし保障されています。

次のトピックは
3. 自由と人間関係
4. 幸福感を増幅する人間関係

 

 

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