22. 社会に貢献したい理由とは

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幸福のまじめな話

社会に貢献したい理由とは

素直に考えれば、感謝しているからではないでしょうか。

自分が幸福であれば、その幸福を共有したくなるものです。

生理的欲望が満たされると、心は成長し完成期に到達します。

生理的欲望とは心の成長に必要な要素です。

生理的欲望とは、知識欲求、承認欲求、愛願欲求の三つの要素です。

成熟した完成期の知識欲求は、自分が得た知識を自分だけではなく、広く社会に広めて社会の役に立ちたいという思いとなり、自分の感動を他人と共有したくなります。

また、承認欲求も、初めは知ってもらいたい聞いてもらいたい認められたいという思いから、やがて知ってあげたい聞いてあげたい認めてあげることに喜びを感ずるようになります。

愛願欲求の完成期とは、幼少期の一方的に愛される愛から、結婚して体験する相互の愛へ、そして子供を持って感ずる無償の愛に、無限の喜びを感ずるようになります。

幸福の方程式

このように、人間の動機が良心に従って、正しい方向へ成長したならば、喜びと幸福を共有した理想の社会を築く事が出来るようになっています。

良心とは、自分が正しいと思っている心で、正しい行動へのアクセルであり、間違った行動へのブレーキになります。

良心に従って行動を行えば、その結果は喜びと感動の幸福感が待っています。

しかし、良心のブレーキを振り切って、反対の行動を行なえば、良心の呵責を感ずるようになります。

それは、罪悪感であり、失望感、嫌悪感、悲観的、自己否定に繋がります。

人間の動機が自己中心的である場合、自己満足型の生理的欲望を求めるようになります。

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同じ社会に貢献したいという思いでも、その動機の方向性によって結果が変わってきます。

社会に貢献したいと言う思いを、自分の動機を、良心に照らし合わせてみましょう。

「社会に利益を還元し、恩返しをして多くの人々を喜ばせたい。自分の成功は社会があって実現できたのであるから、社会に感謝している」という思いなら、

それは、発展的生理欲求で他人と喜びを共有したいという正しい幸福の追求です。

「社会に貢献して、皆から賛辞を受けたい。自分の貢献を他者に認めてもらいたい。目に見える形で、実績を残して名誉を得たい」という思いなら、

それは非発展的生理欲求で自己満足型の幸福を追求する行為です。

自己満足型の幸福の追求は、他者の幸福と共有することがありません。

なぜなら自己満足型は他者と比較する事で、自分の優越感を得ようとするので、比較されてる他人から感謝されることはないでしょう。

同じ、社会に貢献したいという思いでも、動機が間違っていれば自己中心の幸福を追い求めるため、他者と幸福を共有できない結果となってしまいます。

社会に貢献することは素晴らしいことです。

自然から学べるように、海の水が蒸発し雲となり、やがて雨を降らせて高い山から平地へ、そして川となって海に流れます。

全ての富もお金も社会で循環するものです。

ダムで貯めても、それは治水や発電の為にあると考えると、すごく理に叶った考えではないでしょうか。

人間が富の豊かさを競ったり評価する社会から、誰が一番社会に貢献したかを競い評価する社会となることを期待したいです。

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