34. お金に困っているあなたへ

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幸福のまじめな話

お金に困っているあなたへ

お金の問題は、いつも最優先で話題になります。

みんなが関心を持っているのですが、その割には自分の給料とかは他人には言わないですね。

むしろ、お金の話をするのは失礼だし、隠そうとしているように見えます。

何故でしょう。

それって、お金を稼いでいるとか、蓄えがありそうだとか、困っていそうだとか、お金が有るか無いかで、自分が評価され判断されるのを嫌うからではないですか。

他人からどう思われても見られても構わないのであれば、幾ら稼いでいるかを公表しても問題ないでは無いですか。

裏を返せば、自分も他人がどのくらい稼いでいるか興味が有るということでしょう。

困っている人を見れば、助けてあげるように、経済的に困窮している人を見れば、助けてあげたくなります。

自然災害にあった被災者に救援物資を届けたり、ボランティアとして後片付けや給仕をしたりと、自分に出来る範囲内で援助をしてあげようと考えます。

義援金を寄付するときにも、赤十字や公共機関を通じて直ぐに行われます。

「他人事ではないから」「自分もいつ被災者になるかもしれない」「助け合いの精神が大切だ」と思っているからではないでしょうか。

人間の純粋な心から湧き上がってくる、皆が幸福になって欲しいという願いが有るからです。

自然災害や詐欺や事故など、被害者が原因では無い場合に、苦しみや悲しみを共有することができます。

ですから、被害者の立場や状況に同情して、救済したいという感情がでてくるようになります。

しかし、被害者が原因で、貧困や困窮する状況を引き起こした場合はどうでしょう。

ギャンブル依存、浪費癖、キャバクラ依存、ホストクラブ依存、酒乱、麻薬依存などです。

「因果応報、付けが回ってきた、自業自得、自分で自分の首を絞める、身から出た錆、自分で蒔いた種」などと、他人からの同情の余地は無いと見られてしまいます。

自分が原因で生活苦に陥った場合でも、日本では皆等しく最低限度の生活が保障されているので、

生活するだけなら困ることはありません。

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第二十五条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

今、お金に困っている人に尋ねます。

困ってしまった原因はなんですか?

人に騙され借金を背負った。

就職できず奨学金が返済できない。

事業に失敗して融資の返済が出来ない。

親の面倒を見るため会社を辞めた。

親が作った借金を返済している。

病気で入院していて医療費が払えない。

消費者ローンが多額で返済できない。

携帯電話代が高額で払えない。

子供の塾費用が多くなった。

会社からリストラされた。

大家族で生活費が足りない。

人の数だけお金に困っている理由があります。

解決方法も困っている理由と同じ数だけあります。

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解決する上で問題なのは、人間はお金だけで生きているのではなく、人間の尊厳、プライドも必要だからです。

もし、あなたが自分の尊厳や誇りや権威など全て捨てることが出来れば、明日からお金の問題は解決します。

しかし、それが出来ないのが人間です。

人間一人一人が価値ある唯一無二に存在として創造されているので、自分自身に何もなくとも価値ある存在だからです。

創造主=神様が創造された人間は神に似た存在ですので、神様の威厳と誇りを備えています。

自分らしく、プライドを持って生きたいと願うようになっています。

だから、生活保護も受けたく無いし、個人破産もしたくない、自分が困っていることを知られたく無い、ボロアパートに住みたく無い、新しい携帯電話も欲しいと思うのでしょう。

そう思うのも仕方ないと思います。

現代社会の価値観が、経済的豊かさを中心にして、人を評価しているからです。

経済的自由は幸福の必要条件ですが、必要十分条件ではありません。

この富の豊かさを測りとして、評価することを止めない限り、お金に執着した社会を変えることは出来ないでしょう。

最近では、都会から田舎暮らしを求めて移住する人が増えてきているそうです。

これも、富による評価社会を逃れて、自分が好きなように生きたいという生理的欲望の表現だと思います。

お金に困っているあなたへ送る言葉はこれです。

プライドを一旦、脇に置きましょう。

所有物への執着心を捨てましょう。

生活に困っていることを発信して相談しましょう。

大丈夫です。

必ず解決方法は見つかります。

熱心に求めるなら、必ず扉は開かれます。

次のトピック
35. 未来の計画と準備しておくべきこと
36. 時空を超えた愛

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