未来の計画と準備しておくべきこと
学校に行って学ぶのも未来の準備の一つでしょう。
準備中はなんでも地味で目立たないものですよ。
準備する事は、基礎を作ることと同じように考えます。
建築物も、最初に構想があって、次に設計図、そして基礎工事ですね。
300メートルの高さの建築物なら、それを支える基礎工事が必要です。
自然界も同じです。
種を植えたら、最初に根が生えてきて、それから地表に芽が出てきます。
大きな木を見れば、その根もそれを支えるだけの広さと深さが有ります。
竹の根は、深くは無いけど横に広がり、面として基礎を作っています。
落語家や芸人も芽が出るまでの下積み生活が長かったなどと話しています。
根性無し、根が腐る、根気とか、性根が悪いとか日本人は根という言葉をよく使います。
大まかな意味は魂とか精神とか心の意味で使っています。
ですから、未来の計画の準備とは=未来の計画の基礎をつくるということです。
ちょっと待ってください。
基礎を作る前に未来の計画が先ですね。
未来の計画を考えて見ましょう。
未来といっても、ここでの未来の意味は貴方の人生のゴール最終地点のことです。
貴方の人生計画を明確にしないと準備の仕様がありません。
かといって、人生が設計図通りに100%順調に行くかどうかも、今の時点では分かりません。
人生を登山と考えて見ましょう。
最初に登山計画を立ててから、山頂を目指します。
人生も最初に計画をたてて、最終目的地を目指しましょう。
貴方の最終目的地は何処でしょうか。
人間には、二つの完成しなければならない目標があります。
一つは人間として完成する目標。
もう一つは個人の個性を完成する目標です。
人間としての完成は人格の完成、心の完成、愛の完成です。
100年前後の人生で人格を最高域まで高めることが出来れば聖人のレベルです。
無償の愛を自分自身が会得して、実践できるようになることです。
もう一つは貴方の個性を発揮して、貴方にしかなすことができない功績を残すことです。
芸術、科学、文学、医学、建築、政治、法学、教育、アニメ、スポーツ、ゲーム、エンターテイメントなど貴方が得意とする、または好きな分野で、研鑽して到達する目標です。
ですから、貴方が人類の幸福に貢献をして功績を残すためには、自分の根性、魂、精神、心が基礎になります。
自分の基礎である根性、魂、精神、心が成長しないと、それに見合った大樹には成れないということです。
目指す山頂が決まったら、登山のルートを登って行きますが、悪天候や崖崩れで予定通り登れない場合もあるでしょう、
時々、途中で休むことも必要です。
最初のルートを変更して、回り道も必要でしょう。
一旦は下るかもしれません。
それでも、山頂が見えていれば、一歩ずつ進めます。
目指す山の山頂に行くには、山脈を超えて行くこともあるでしょう。
低い山の頂に立っても、直ぐに降りて次の山頂を目指します。
高くなればなるほど、空気は薄く苦しくなります。
走って登る事は出来ません。呼吸を整えて、小さな一歩を刻んでゆきます。
登るときは、ルートを確認しつつも、足元をよく見て踏み外さないように登ります。
トラッキングポールを使う必要があるかもしれません。
トラッキングポールは上りの時は推進力に、下りの時は衝撃緩和に、不安定な時はバランスをとります。
そして、最終目的地に到着したときに、その達成感と山頂からの景色は貴方しか見られない絶景でしょう。
山頂で喜びと感動と幸福を感じたら、また下山します。
そして、今度はサポーターとなって、他の人のトラッキングポールとなれたら最高の人生でしょう。
登山は人生の参考になりませんか。
最終目的地を決めましょう。
そのためには、貴方の理想とする歴史上の人物について知りましょう。
尊敬する人でも構いません。多くの人の体験や経験を学びましょう。
自分の興味がある分野や好きな事が見つかったら、計画を立てて見ましょう。
50歳を最高地点として想定して、遡って5年ごとの目標を設定してみましょう。
5年ごとに修正して、計画の変更や延長をしながら、最高地点を目指しましょう。
忘れないで欲しいことは、心の成長に応じて、幹や枝や葉も茂っていく事を。
人生の登山を始めましょう。
リュクサックには沢山の非常用品と食料をお忘れなく。
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