43. 神とサタン

神様とサタンの存在を知りたい

宗教に関係のある言葉ですが、歴史を通して常に人間が関わって来た神様とサタンについて検証してみたいと思います。

神様は存在するか否かを、科学的に論理的に証明することが出来るとするならば、存在を明確に知ることができます。

神様の実像を知ることで、サタン＝悪魔の正体も見えてくるでしょう。

宇宙には法則があります。現象にも法則や方程式があります。原子や分子にも法則があります。

だからこそ、距離を測ったり重さを計算したりできるわけです。

無秩序な存在は一つもありません。

一枚の花びらが散る時でも、風や空気抵抗に気温や湿度が花びらの落ちる速度や方向に影響をあたえて、着地点が決定されているはずです。

勝手に花びらが散らばって、好きな所に落ちているわけでは無いのです。

飛沫がどのように舞って浮遊しているかを、スパコンが計算してシュミレーションした映像も見た事があると思います。

私たちが、自然を漠然と見ていますが、森羅万象はすべて、法則や原則に従って動いています。

最も身近な法則の中で、原因と結果の法則は基本でしょう。

原因が先にあって、その後に結果が現れます。　

原因 ➡️ 結果　/　原因 ➡️ 存在

原因の無い結果や存在はあり得ません。

人間が神様や宇宙を創ったのか

神様が人間や宇宙を創ったのか。

神様は人間が創ったという人がいますが、それは間違いです。

なぜなら、人間は誰が創ったのでしょうか。

人間が人間を創ったのなら、人間の命を人間が決定できなければなりません。

人間は自分で生きているのですか。原因ですか。

それとも生かされているのですか。結果ですか。

人間が自分で生きていると主張するなら、なぜ人間の寿命を自由に出来ないのでしょうか。

人間が人間を創ったのであれば、人間の脳や体の構造とシステムを全部知っているはずです。

そうでなければ、人間が人間を創ったのではなく、人間以外のエネルギーによって創造されたという事です。

人間は結果の存在で有るということです。

その人間以外のエネルギーを人格のある神様と呼んでいます。

なぜなら、そのエネルギーは心を持っているからです。

創造された人間に喜怒哀楽の感情が存在するには、その原因のエネルギーに喜怒哀楽の感情がなければ、出力される事はないからです。

原因のエネルギーが感情を持っているということは、人格を持っているといえるので、神様と呼びます。

このように、人間や宇宙を創造された原因に人格があるので、神様という名前を付けたのです。

神様は人間が楽しい時に共に楽しみ、悲しい時に共に悲しみ、嬉しい時に共に喜びます。

人間は神様の全てを知りませんが、神様は人間の全てを知っています。

ですから、神様だけが宇宙や人間の創造の第一原因、創造主であるということです。

サタンとは誰でしょうか

宇宙が存在する前にサタン＝悪魔は存在していたのでしょうか。

サタンとはどのような存在でしょうか。

もし、神様とサタンが同時にいたのなら、創造主が二人いる事になってしまいますので、どちらか一方が先になければならないのです。

サタンが神様を創造したのか、それとも神様がサタンを創造したのかです。

サタン　➡️　神様　or   神様　➡️　サタン

サタンから神様が創造されたとすると、サタンの中に善が存在していることになり、善が悪を嫌い、無くそうとする思いは矛盾していて、存在することは出来ません。

それでは、神様がサタンを創造したとすると、神様の中に悪が存在していることになり、これも善と悪が同時に神様の中に存在することになり、理論的に成り立ちません。

ただ、人間が悪を嫌い、邪悪な心を無くしたいと願っている存在であるならば、創造主も悪を嫌い、悪の原因を無くしたいと願っているに違いないのです。

このように考えていくと、創造主は善であり、お一人であった。

このように創造主はこの世から悪と邪悪な物を一切なくして、善のみ存在する世界を創ろうとしているという事が分かります。

聖書の創世記に書いてある失楽園の物語を思い出して頂きたい。

サタンの正体は、神様が創造された天使長ルシファーであり、人間を唆して神様に叛逆して、悪魔となったという事が分かります。

神様 ＝ 第一原因。創造主。人格を持つ。絶対善。愛の根源。

サタン＝ 天使長ルーシェル。神様に叛逆。悪魔。人間を騙す。地獄にいる。

参考トピック
26. 悪魔はいるのか
27. 善と悪とは
28. 良心と邪心

次回のトピック
44. 地上生活と霊界の生活
45. 主人と奴隷