25. 愛とは何か

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幸福のまじめな話

愛とは何か

これを語らないと当ブログの目的を果たせないでしょう。

心は、知識と心情と意思によって成り立っていて、その中心は愛です。

愛、愛情は肉眼では見えませんが、存在します。

その目に見えない存在は、行動や現象によって現れます。

電気そのものは見えませんが、電球を光らせたり、携帯電話も電気がひつようです。

テレビも電源が繋がっていて画面が表示されます。

車も電気をバッテリーに充電して使います。

このように、目には見えない存在を知るには、その現象を見つけることで、性質や姿が見えてきます。

愛について検証してみましょう。

有名な聖書の一節です。

「愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。

愛は高ぶらない、誇らない、不作法をしない、自分の利益を求めない、

いらだたない、恨みをいだかない。

不義を喜ばないで真理を喜ぶ。

そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。

愛はいつまでも絶えることがない」

さすが、聖書です。よく表現されていると思います。「コリント人への手紙第一手紙13章」

また、辞書にはこう書かれています。

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1 親子・兄弟などがいつくしみ合う気持ち。また、生あるものをかわいがり大事にする気持ち。「愛を注ぐ」

2 (性愛の対象として)特定の人をいとしいと思う心。互いに相手を慕う情。恋。「愛が芽生える」

3 ある物事を好み、大切に思う気持ち。「芸術に対する愛」

4 個人的な感情を超越した、幸せを願う深く温かい心。「人類への愛」

5 キリスト教で、神が人類をいつくしみ、幸福を与えること。また、他者を自分と同じようにいつくしむこと。

6 仏教で、主として貪愛 (とんあい) のこと。自我の欲望に根ざし解脱 (げだつ) を妨げるもの。

なるほどと納得するような内容ですね。

愛は人に対してだけでは無く、全ての自然万物に対して、愛を感ずることができます。

重要なのは、愛情は一人では感じることは出来ないという事です。

対象が必要です。

自然を愛する人は、自然と私の関係が有って、愛する情が生まれてきます。

貴方の波長と自然界の波長がピッタリと合ったので、それが貴方の心を揺さぶり感動と喜びをもたらします。

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恋は愛の発見器であり、仲介者であるとお話ししました。

恋のキューピットでは無いですが、貴方の波長とあった対象を見つけてくれます。

恋をすることは、愛の対象を見つけることですから。

人間には生理的欲望の愛願欲求が備わっています。

それは、心の成長に必要不可欠な欲望です。

この愛の追求欲により、人間の心が段階的に成長してゆきます。

幼児期は一方的に受ける愛です。愛されるということを、体験して覚えてゆきます。

青年期は相互の愛です。対等の立場で与えて受ける愛を体験してゆきます。

成熟期は、一方的に与える愛です。無償の愛の形です。

愛は心の中心であり、成長してゆくという事を知ることが重要です。

成熟した愛は、自分の幸福はもちろんですが、世界中の人々が幸せになるようにと、願うようになります。

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ですから、聖書に書いて有る事も、辞書に書いて有る事も正しいのですが、愛の成長の段階に分けて考える必要があります。

人間は時間と空間の中で、生まれて、成長して、霊界に行くまでに、心の愛を成熟させるという明確な目的があります。

時間がある理由は、愛が時間の経過と共に成長する過程を体験できる為です。

空間がある理由は、愛する対象が立体的に存在して、立体的に愛を体験する為です。

たとへば、親子の愛の形、兄弟姉妹の愛の形、夫婦の愛の形は違います。

その愛する対象の距離が違うのです。

親子の距離と夫婦の距離は違うでしょうし、親と子の距離と兄弟姉妹の距離は違います。

愛でも愛する対象により違いがあるので、立体的になるのです。

夫婦の距離で兄弟姉妹に近づいたら違和感を覚えるし、近寄らないでとなります。

核融合反応を知っていますか。

核融合は、太陽をはじめとする宇宙の星々が生み出すエネルギーの源です。

原子同志がぶつかって新しい原子ができる反応を核融合反応といい、この核融合反応が起こるときに、とってもたくさんのエネルギーが出てきます。

このエネルギーによって、太陽は今も輝き続けているのです。

愛とは、心と心を結合させてエネルギを生み出させる根本の力です。

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ここでは万有原力と呼びましょう。

恋により愛する対象を見つけたら、その対象を引きつけて強く結合させる力が愛です。

この愛の力はどこでも発揮できます。

チーム愛もそうです。選手が一つになった時、考えられない程の力を発揮するではありませんか。

愛は異なる対象物を結合させる力で、永遠の力と想像以上の力を生み出します。

愛により結合された結果、その姿が言葉や行動となって見えてきます。

愛が原因となり、言葉や行動が結果として表現されてきます

親は愛する子供の為なら、生命も差し出します。

夫婦も愛で一つになれば、永遠の結びつきになります。

ですので、

「愛は寛容であり、愛は情深く、妬まない、高ぶらない、誇らない、不作法をしない。

自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない、不義を喜ばないで真理を喜ぶ。

そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。

愛はいつまでも絶えることがない」

という聖書の言葉の意味が理解できるのではないでしょうか。

まだ十分に書けませんでしたが、少しでも理解していただけたら幸いです。

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26. 悪魔はいるのか
27. 善と悪とは

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