時空を超えた愛
「時空を超えた愛」素敵なタイトルですね。
人気マンガのストーリーができそうです。
時間って何故あるのでしょう?
考えたことありますか。
時間の無い世界ってどんな世界でしょう。
物理的な時間の経過は秩序や順番を築いているようにみえます。
A,B,C,Dと順番に積み重なって、パイ生地のようです。
先に昨日の出来事が有り、今日の出来事が起きます。
24時間前、12時間前、6時間前、3時間前、1時間前、10分前、1分前、1秒前。
過去から今の時間まで、秩序正しく正確に時が過ぎてゆきます。
これが、1秒前に起きた出来事が、10分前の出来事の前に来る事は有りません。
明日の事を予測する事も出来ません。明日はまだ時間の中で存在しないからです。
しかし、ここで人間が登場します。
人間の心は、目に見えない存在で時間に制限されません。
人を思い出すときも、亡くなった人を思い出す事も出来ます。
遠くに住む人の事が頭に浮かぶ事があります。
昔の体験が今日の事にように思い出す事もあります。
楽しい時間は一瞬で過ぎて、悲しい時は時間が止まったように思えます。
10年後の自分を想像することも出来ます。
このように、時間の中に存在する人間ですが、その考える心は時間を超えているのです。
言い方を変えれば、人間の体は3次元の制限、原則の中に存在しますが、その心は4次元、5次元の存在であるということです。
人間が肉体を持っている間は、たとえ心が4次元でも、3次元の中で生きるという事になります。
心が永遠の存在なので、その宿る肉体も永遠を自然と求めるようになるので、不老不死を追い求めるのです。
死後の世界が有るということを知らなければ、当然肉体の不老不死を願うでしょう。
死後の世界は存在していますし、人間の心も魂も永遠に存在するようになっています。
ではなぜ、肉体が無くなった後に、霊界で永遠に生きる事ができるのなら、わざわざ時間に制約される肉体が必要なのでしょうか。
時間は人間の成長という過程が必要だったのです。
お花の種を蒔いたら、一瞬で花が咲いたら嬉しいでしょうか。
それとも、種を蒔いて、水をやり芽が出てきた方が嬉しく無いですか。
やがて蕾になって、綺麗な花を咲かせた姿を見られる方が美しくないですか。
蝶も卵から孵化して、幼虫になり、蛹となって、最後は殻を破って出て、蝶になった姿は奇跡のようで美しいではないですか。
人間も小さい赤ちゃんが産まれて、一人では生きられないので、夫婦で大切に育てます。
小学生になり、中学生高校生と成長してゆきます。
私たちは育てるという時間があるので、子供に愛情を一枚一枚重ねてゆくことが出来るのです。
時間があるので、成長する子供を写真に撮って見ることが出来るのです。
時間があるので、おじいさんから孫まで一緒に住むことが出来るのです。
時間があるので、伝統や歴史が存在するのです。
この時間を完全に占領しているのが、人間の心・魂です。
すこし、わかって頂けましたか。
空間を超越するとはどのようなことでしょう。
XYX軸で表される3次元の空間ですが、時間を超越した所に有ります。
今座っている場所は、1年前、10年前、100年前、1万年前から同じ緯度と経度にあります。
時間の経過のなかで、昔から建物が出来たり壊されたり、戦争や地震などを経て今座っている場所の姿になっています。
時間という経過の概念が存在しない時にだけ、今座っている場所に歴史が同時に存在することが可能となります。
今座っている場所が草原だったかもしれません。また、海だったかもしれません。戦火の中にあったかもしれません。田畑だったかもしれません。
それらの空間が同時に存在するとすれば、それは時間を超越した空間しか考えられません。
人間の心の中心は愛です。
愛が時間空間を超越しているという事は、愛は永遠の存在だということです。
親子が愛でつながれ、夫婦が愛を近い、人類愛が実現すれば、永遠の愛の世界が実現するはずです。
これが人類と創造主が願う理想の世界ではないでしょうか。
次のトピック
37. 命より尊いものは愛である
38. 他人の心を知る方法
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