27. 善と悪とは

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幸福のまじめな話

善と悪とは

善と悪は方向性が真逆です。

それは、動機が違うからです。

自分の良心が正しいと思う方向を目指す場合と、良心が間違っている方向を目指す場合があります。

動機とは、人間の行動の原因です。

なぜ、そのような行動をしたのかと、問われた時の答えです。

動機は、まず何処に向かうかを決めてから行動を起こしますので、行き着く先は決まっています。

動機が正しいか間違っているかの判断をする審判員が良心です。

動機が良心に従って、正しい行いをすれば、その導く先は喜びの世界です。

動機が良心に従わずに、間違った行いをすれば、その導く先は不幸と良心の呵責です。

例えば、高齢者を騙し金品を搾取する特殊詐欺です。

被害者を信じ込ませて、納得するように誘導します。

被害者に利益を守る為だと嘘をつき、あたかも被害者の為にお手伝いしますと嘘をつきます。

この犯罪者の動機は、騙して金品を騙し取るためなので、途中でどんなに丁寧に優しく振る舞っても、最終的には被害者からお金を盗み取ります。

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動機が詐欺なら、結果も詐欺です。

最初から、目的が決まっているのです。

普通は行き先を確認してから船や飛行機に乗ります。

全ての人間の行動には動機が有ります。

行先の無い旅に出る人でも動機が有ります。

一人でのんびりしたいとか、偶然な人との出会いを求める為とかです。

それは、行動だけではありません。

いろいろな内容を誰かに話すときでも、動機が存在します。

良い動機から発する言葉は、誰かを笑顔にさせ喜ばれるでしょう。

悪い動機から発する言葉は、誰かを貶めたり、傷つけたりする為かもしれません。

心にも無い事を言ってしまったと謝罪する場面を見ますが、心に思っていない事は口をついて出て来ません。

ただ、言った場所と、言った人が間違っていたという事です。

話を戻しましょう。

善とは良い動機から発する言動です。

悪とは悪い動機から(良心に逆らって)発する言動です。

親が子供に嘘をつくことがあります。

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嘘という言葉は悪ですが、動機が正しい時には、嘘も善として扱われます。

人の容姿を褒めるときでも、言葉を選んで、相手を傷つけないように配慮します。

容姿が醜いと思った時に、「嘘は良く無いから、正直にあなたは醜いと思います」

なんて言わないでしょ。

「個性的で神秘的ですね」って言うのではないですか。

同じ、言葉や行動でも、その動機によって善と悪にわかれます。

家族を犯罪者から守る為に暴力を使ったの場合、その暴力を使った行為は悪とされるのでしょうか。

違います。暴力は悪でも、動機は家族を守るるという善なる目的だからです。

国を守る自衛隊も戦闘機や戦艦を所有しています。これには、国民を外敵から守るという善なる動機の目的があります。

逆に平和のプラカードを掲げながら、暴れたり建物を壊したらするデモもみます。
行動が善なる動機から出発しているのか、それとも自分たちの主張を強要しようとしているか、検証する必要があります。

誰かが、あなたに交際を求めて来たときには、相手を好きになる前に、必ず相手の動機を確認しましょう。

あなたも、誰かと交際を求める時は、自分の動機を確認しましょう。

動機の確認は簡単です。

動機が自己中心的欲望の追求をしているのか。それとも、幸福を共有したいという共有幸福願望なのかです。

正しい動機の先には、喜びと幸福の世界が待っています。

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28. 良心と邪心
29. 兄弟姉妹の愛の距離感

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